
2016年4月の法改正によって、地域の電力会社以外の様々な電力会社から電気を買うことが出来るようになりました。
つまり、電気の購入先の選択肢が増えたということは、今より安い電力会社へ乗り換えできるということです。
1 水光熱費の半分は「電気代」
総務相の家計調査によれば、2人以上の世帯の場合、水光熱費の消費支出は7.6%です。
うち半分が電気代と考えると見直しで安くなる可能性は十分あると思います。
私の場合は月に700円ほど安くなり、年間では8400円の節約になりました。
2 電力会社を変更して問題はないのか?
電力会社を変更しても
・電気の質は変わらない
(停電しやすくはならない)
・賃貸、アパート等の集合住宅でも変更
できる
・変更による違約金もなく、手続きも5
分ほどで終わる
ので、変更によるデメリットはないと言っていいかと思います。
3 電力会社変更まで流れ 3ステップ
(1)毎月の電気使用量と金額を確認しましょう
検針票か契約している電力会社のWebサイト
で確認できます。
(2)電力会社比較サイトでシミュレーション
電力会社・ガス会社の比較サイト「エネチェンジ」がオススメです。
電力だけでなく、ガス会社も自由化になったことで、比較することが大変になりましたが、
・引越し時に間に合うプラン
・電気とガスのセット割
等も簡単に比較してくれるので、自分に合ったプランを選びやすくなっています。注意点として、初年度はキャンペーン価格になっているので、2年目以降 の料金を参考にしてください。
(3)電力会社ホームページから申し込み
電力会社が決まったら、もう一息です。
① 現在の電力会社の検針票
② 支払いに使うクレジットカード
を用意して、ホームページ内の申し込みページから必要事項を入力して申し込むだけ!
切換えまでの流れ
・ホームページから申し込み
・「供給開始日」の案内ハガキが届く
・スマートメーターへ変更(電力会社を変更する際に電気メーターを会社が無料で交換してくれます。電力自由化に伴い大手電力会社も順次無料で交換しているので、次に住む人や大家さんにも迷惑はかかりません。)
・電力供給開始
は以上で終了です。
4 シミュレーションして料金が変わらなくても、安くする方法はある
(1)クレジットカード払いにする
1月の電気代が1万円 還元率1%のクレジットカードの場合、年間の支払い金額が12万円に対し、クレジットカードのポイントが1200円分貯まります。オール電化の場合はもっと貯まるかもしれません。
10年で12000円、30年で36000円。支払い方の変更のみですので、
電力会社変更後もクレジットカード払いがオススメです。
(2)古くなった家電を買い換える
最新家電は消費電力が少ないと聞いても、現在使用している製品との差はわかりにくいですが、「しんきゅうさん」というサイトを利用すると最新家電と現在使用している製品との買い換え比較ができます。
冷蔵庫などの消費電力の多いものは、10年くらい前のものと比べると同じメーカー・内容量で比較すると、年間で500円~4000円ほど安くなることがあります。
(3)地域の電力会社のポイントを確認する
東北電力のよりそうeねっとには、独自にポイントが貯まるサービスがあります。
① 新規会員登録で 100ポイント
② ご契約情報の登録 150ポイント
③ 会員登録についてのアンケートに回答
50ポイント
ここからは毎月ポイント
④ ご利用明細サービスを利用する
50ポイント
⑤ クレジットカードでお支払
25ポイント
⑥ 継続年数応じて 最大50ポイント
貯まったポイントは商品交換やAmazonギフト券などに交換できます。
まとめ
安くなった電気料金だけでも30年間ではおよそ25万円になります。
また、ガス料金の見直しも同様の効果がありますので、こちらも合わせて検討してみることで将来の貯蓄を増やすことができます。